「維新」政治と民主主義 分断による統治から信頼でつなぐ自治へ
山口勝己 著
分断によって市民を統治する「維新」政治から決別し、市民相互の信頼でつなぐ自治をどう構築していくべきか。
大阪において13年間にわたって「維新」政治と対峙し、大阪都構想反対運動の一翼を担った大阪地方自治研究センター「大阪の自治を考える研究会」。
その研究活動の蓄積をもとに、「維新」政治が席巻した大阪の13年を振り返り、「維新」政治の問題点を究明するとともに、大阪の自治の未来の展望する著書『「維新」政治と民主主義』を公人の友社から出版いたしました。
著者プロフィール
1959年 | 大阪市生まれ |
1983年4月 | 大阪市に就職。就職直後から、組合活動に参加 |
2012年3月 | 大阪市を退職し、組合活動に専念 |
2016年10月~ | 自治労大阪府本部執行委員長(2019年9月退任) |
2019年10月~ | 大阪府地方自治研究センター副所長、現在に至る |
本書を推薦します
私たちはみんな弱い存在だ。自分の能力や実力で生きていると思っている人でも、生まれたばかりの頃や大病を患ったとき、年老いてからは、誰かの世話なしには生きていけない。維新が進める自己責任型の政治は、そんな当たり前のことを忘却している。分断を煽る政治を超え、ボトムアップの自治を見据える希望の書。
中島岳志・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授